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トリュフ塩でいつもの食事をランクアップ! 選び方やレシピを解説

2024/11/12

天然塩と合わせた「トリュフ塩」は、手軽にいつもの食事をランクアップさせてくれる調味料として人気があります。トリュフ塩の魅力は、その風味や香り。ぜひ普段の食事に使用し、その変化も楽しんでみてください。

この記事では、トリュフ塩とは何か、そしてトリュフ塩の選び方やおすすめの使い方などについて解説します。

トリュフ塩とは?

トリュフ塩は、トリュフを乾燥させて粉状にし、岩塩や海塩に混ぜた調味料です。イタリアやフランスなどトリュフがよく使われる国では身近な調味料で、一般的なスーパーでも購入できます。

パスタや卵料理など、普段の食事にふりかけるだけで素材の香りやコクが増すと言われ、日本でも人気が高まってきています。

トリュフに慣れていない方は、独特の香りをゴム製品の匂いや海苔の佃煮のにおいと表現することも多く、中には「くさい」と感じることもあるようです。しかし、使う内に慣れてうま味に気づき、今では手放せないという意見もあるため、何度か使ってみることをおすすめします。

トリュフ塩が購入できる場所

トリュフ塩は、調味料専門店や高級食料品を扱うお店、外国の食材を扱うスーパーなどで購入できます。大きな総合スーパーの調味料コーナーに置かれていることもあるため、チェックしてみてください。

店頭で見つからない場合は、インターネット通販でも購入できます。

トリュフ塩の保存方法

トリュフ塩は高温多湿や直射日光を避け、常温の場所にて保存しましょう。未開封の状態で半年から1年程度、美味しさを保てます。

トリュフ塩の命は香りです。一度開封すると徐々に香りや風味が落ちてきてしまうため、できるだけ早めに使い切るようにしてください。

もしも、すぐに使いきれない場合には、冷蔵庫で保存すると長持ちします。その際にはしっかりと蓋をしめ、真空パックに入れておくと良いでしょう。

トリュフ塩の選び方

トリュフ塩にはさまざまな商品があるため、ここで選び方をいくつかご紹介します。どのトリュフ塩を購入すればいいかで悩むという方は、以下の選び方を参考にしてみてください。

  • トリュフの種類で選ぶ
  • 塩の種類で選ぶ
  • トリュフの産地で選ぶ

トリュフの種類で選ぶ

トリュフは世界三大珍味のひとつとして知られていますが、その種類は大きく分けて黒と白の2種類です。

黒トリュフと白トリュフは産地や風味が異なるため、ヨーロッパでは一般的に、目的や合わせる食材によって使い分けられています。

白トリュフの方が高価ですが、トリュフ塩では大きな価格差はありません。両方購入して香りの違いを比べてみることもおすすめです。

黒トリュフ

黒トリュフの別名は「黒いダイヤ」です。黒トリュフが持つ特有の香りは過熱することによって芳香さを増すため、よくソースやスープなどの温かい料理にふりかけ、香りを楽しむために使われます。

黒トリュフは基本的に冬場にしか取れず数が少ないため、高価です。収穫地として有名なのはフランスやイタリア、スペインなど。夏や秋に採れる黒トリュフもありますが、重要な香りが控えめなので「サマートリュフ」や「秋トリュフ」と区別されて呼ばれており、値段も安価です。

黒トリュフを使用したおすすめの岩塩は、こちらをご覧ください。

白トリュフ

黒トリュフよりもさらに高級で貴重なのが白トリュフです。白トリュフはイタリアのごく一部での収穫であるため、数が少なく希少性が高くなっています。

白トリュフの特徴は、より香りが濃厚で生のままでもしっかりと香ること。匂いは、にんにくに似ていると言われています。白トリュフは過熱すると香りが飛んでしまうため、サラダや冷製スープ、豆腐などに振りかけることがおすすめです。

また、白トリュフは黒トリュフに比べて日持ちがしません。購入した際には早めに使い切るようにしましょう。

塩の種類で選ぶ

トリュフだけでなく、塩にも種類があります。食材に合わせた塩を使うことで料理により深みが出るため、塩の種類で選ぶこともおすすめです。

【海塩】

海塩は、海水を乾燥させて結晶化させたものです。ミネラルが豊富で塩辛さより、うま味を感じられます。魚料理やサラダなどの淡白な味の料理に使うと、トリュフ塩のうま味が引き出されます。

【岩塩】

岩塩は、かつて海だったところが隆起してできた場所にある岩から摂れる塩のことです。代表的な岩塩にはピンク色をした「ピンクソルト」があります。岩塩は長い時間をかけて結晶化したもので、ミネラル分がなくなり塩化ナトリウムになったもの。そのため塩辛く、肉料理などの濃い味付けの料理に向いています。

トリュフの産地で選ぶ

トリュフは主にヨーロッパが有名で、黒トリュフならフランス、白トリュフならイタリア産のものを購入すれば間違いありません。

  • 黒トリュフ塩:フランスのプロヴァンス地方やペリゴール地方
  • 白トリュフ塩:イタリアのピエモンテ州アルバやトスカーナ州サンミニアート

ちなみに、トリュフは中国や日本などのアジアでも採れますが、イタリアやフランスなどで収穫されるトリュフとは品種が異なります。

トリュフ塩のおすすめの使い方と日本料理レシピ

トリュフ塩は、トリュフの種類によって温めた料理と冷たい料理の相性がありますが、できたての料理にふりかけていただくのが基本的な使い方です。

たとえば、以下のような料理によく合います。

  • ステーキや焼肉
  • 野菜炒め
  • カルボナーラ
  • おむすび
  • 豆腐
  • スクランブルエッグ

トリュフ塩を振りかけるだけで、一口目からトリュフの芳醇な香りが鼻を抜け、料理が贅沢な味わいに変化します。

では、上記の中で特に日本の料理に使いたいとき、トリュフ塩をおすすめしたいレシピを2つ紹介しましょう。

無塩バターとトリュフ塩で絶品おむすび

多くの日本人が愛してやまないおむすびを、トリュフ塩とバターを使って作りましょう。

材料を混ぜて、にぎるだけで簡単に美味しく作れます。

材料(2人分)

  • 炊き立てご飯:1カップ
  • 無塩バター:8グラム
  • トリュフ塩:少々

無塩バターがない場合は、有塩バターでも構いませんが、塩分過多にならないよう、トリュフ塩の量を少な目にしましょう。

作り方

  1. 炊き立てご飯を1カップ分とりわけ、そこにバターとトリュフ塩を入れる。トリュフ塩は「足りないかな」と思うくらいに少な目にする。
  2. ご飯をふんわりと混ぜ、バターとトリュフ塩を全体に馴染ませる。
  3. 好きな形に握り、おむすびの上からトリュフ塩をパラパラとかける。

おくらとトマトの冷ややっこトリュフ塩かけ

冷ややっこは、もう一品ほしいときに便利な食材です。トリュフ塩を振りかけると、シンプルでありながら芳しい香りが楽しめる、お酒に最適なおつまみにもなります。

材料(2人分)

  • 絹ごし豆腐:100グラム
  • トマト:1/2個
  • オクラ:1本
  • トリュフ塩:少々
  • ブラックペッパー:少々
  • オリーブオイル:小さじ1

作り方

  1. トマトはくし形に切り、オクラは4等分に切ってフライパンで軽く焼く。
  2. 絹ごし豆腐を切ってお皿に盛り、オクラを豆腐の上にのせてトマトを横に添える。
  3. オリーブオイルを上から回しかけ、トリュフ塩とブラックペッパーを振りかける。

トリュフ塩でいつものご飯を簡単レベルアップ!

トリュフ塩は日本ではまだ馴染みが薄いですが、ぜひ一度使っていただきたい調味料です。

さまざまな商品があるため、購入に悩む方は塩の種類やトリュフの産地、種類などから判断してみましょう。

決して安いものではありませんが、まずはひとつ購入し、試してみてください。振りかけるだけで食材をより美味しくしてくれる魅力に気づくこと、きっと間違いなしです。

ソルトプロでは、料理をさらに美味しくするさまざまな塩を取り扱っています。安全かつ高品質な天然塩をお届けしておりますので、ぜひその魅力を知り、ご堪能ください。ソルトプロが取り扱う天然塩については、こちらをご覧ください。